財務モデルはさまざまな場面で使われます。その中でも「M&Aトランザクションモデル」と「プロジェクトファイナンス(PF)モデル」は、似ているようで設計思想が大きく異なります。違いは、前提条件、資金の見方、重視する指標、リスクの捉え方にあります。本稿では2回に分けてその違いを解説し、第1回では、PFの基本的な仕組みと特徴、財務モデルの役割や構築上のポイントを紹介します。
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Public CbCR(公開CbCR)やグローバルミニマム課税(GMT/第2の柱)の導入により、多国籍企業グループに求められる税務コンプライアンスはますます高度化しています。海外税務リスクを適切に管理するためには、グループ全体の情報を一元管理し、本社主導で税務ガバナンスを構築することが不可欠です。本稿では、EU・オーストラリアのPublic CbCR制度の概要と、日本本社主導によるグローバル税務ガバナンス構築の重要性について解説します。
経済産業省がストック・オプションなどの株式報酬の活用を奨励する一方で、会計検査院はストック・オプションに関する課税漏れの可能性を指摘する報告書を昨年10月に公表しました。これを受け、国税当局は、申告漏れの把握や税務調査を強化する方針を示しており、企業には適切な対応が求められています。
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太陽グラントソントンは、グラントソントン加盟主要31カ国に対して実施する世界同時調査の一環として、中堅企業の経営幹部における女性登用率に関する意識調査を実施し、その結果を公表した。本年の調査では、全調査対象国の中堅企業平均は、経営幹部の3人に1人に以上(34.0%)が女性であった。 2024年と比較して、0.5ポイント増加しており、経営幹部における男女平等への進展が、過去5年間の推移よりも上回っていることを示している。
M&Aの実施においては、グループ通算加入・離脱等に際しての時価評価課税や、加入時の繰越欠損金切り捨てなどに留意が必要です。
今年(2025年)1月に誕生した米国トランプ政権は、ウクライナ問題でロシアとの直接交渉を図るなど従来の方針を大きく転換していますが、この背景には中国に対する強い警戒感があると言われています。今月号では、この1月に北京等を訪問され中国情勢を詳しく見聞された、キヤノングローバル戦略研究所・瀬口清之研究主幹に中国経済の現状について解説して頂きます。
新聞報道等によれば、G20において議長国のブラジルの主導によるビリオネア(10億米ドル(1米ドル=155円換算で1,550億円)以上の資産を有する者)課税強化に向けた合意を目指していましたが、米国大統領にトランプ氏が当選し、同氏と近い関係にあるとされるアルゼンチンのミレイ大統領の反対等により、2025年11月以降、議論は停止した状況となっているとされています。日本においてはほとんど報道されていませんが、(超)富裕層への課税強化の議論は、経済学、南北問題、地球温暖化、BEPS 2.0の諸問題と複雑に関連しているため、今後かなりの時間(数十年単位)をかけて議論されていく可能性があります。(超富裕層)個人に対するいわゆるグローバルミニマム課税自体の合意は当面は困難のようですが、各国の個人課税に影響を与える可能性はありそうです。
2024年3月に日本のサステナビリティ基準委員会(SSBJ)からサステナビリティ開示に関する公開草案が公表されました。一定の時価総額以上の上場企業への適用が検討されています。上記公開草案は、国際的な比較可能性を確保する観点から、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)の公表基準と同等の内容とされています。このため、先行するISSBの基準を取り上げ、解説します。
The 2025 fiscal year, known as Reiwa 7 in Japan, brings several changes to the corporate tax landscape. These reforms aim to enhance corporate competitiveness, encourage investment, and ensure fair taxation. This bulletin outlines the key aspects of the Reiwa 7 corporate tax reforms, based on the latest publications by the Japan Ministry of Finance.
税務当局は、税務調査の重点調査項目として「富裕層」「国際」「無申告」への対応を掲げています。富裕層に対する税務調査が、年々強化されています。
中国における外国資本の証券市場投資を拡大し、戦略的投資チャネルを活用して資金を引き込む可能性を高め、外国資本による長期投資を促進するため、2024年12月2日から施行される「外国投資家による上場企業への戦略的投資管理方法」が発表されました。本記事では、その主要な内容についてご説明いたします。
「国家税務総局の公告2025年第1号」企業所得税の年次確定申告の最適化に関する国家税務総局の公告 「京商外運字『2025』1号」「2025年対外貿易企業の国際ビジネス能力向上を支援するためのプロジェクト申告ガイドライン」に関する北京市商務局の通知 「国弁函『2025』 14号」 国務院弁公庁に転送された「リスク防止に対する監督を強化し、信託業の質の高い発展を促進するためのいくつかの意見」に関する金融監督管理総局の通知 「財税『2025』7号」文化事業建設費に係る優遇政策の継続に関する財務省の通知
富裕層や企業オーナー、不動産オーナーなど高額所得者に対する課税が、2025年から強化されます。 譲渡所得の基因となる不動産や株式の売却をする個人については、2025年1月1日以降の所得について、影響が出るため、注意が必要です。
3月は多くの法人が決算期を迎えますが、中小企業が決算前において、検討すべき主な税務事項について解説します。届出書・申請書の提出、資産の取得等には期限がありますのでご留意ください。
2025年の干支は「巳」。相場格言だと「辰巳天井」で、株高がピークアウトする年になりますが、そのジンクスを破れるでしょうか?今月号では、日本銀行OBで経済産業研究所上席研究員等を歴任された成城大学社会イノベーション学部・後藤 康雄教授に今年の内外経済の展望を解説して頂きます。
消費税計算においては、課税期間中の売上税額から一定の仕入税額を控除することにより納付税額を計算することになりますが、国外取引において控除される仕入税額に関し、事例を用いて留意すべき点について確認したいと思います。
2023年以降、中国経済が低迷しているとの報道が日本で広く見受けられます。しかし、本当に中国経済は報道の通り、深刻な状況にあるのでしょうか。本稿では、筆者が現地の状況を踏まえ、その実態をご紹介します。
In December 2024, The Japan National Tax Agency (NTA) has recently issued an update correction to Form of Statement Concerning Foreign Tax Credit for an individual resident taxpayer for 2022 calendar year and thereafter. This correction is concerning foreign income taxes on distribution of collective investment trust income.
連結納税制度(グル-プ通算制度)や法人税の繰戻し還付制度のように、国税独自の税制により地方税の計算と連動しない制度があります。重要性の観点から地方税は税務デューデリジェンスの調査範囲の対象外とされるケースもありますが、国税独自の税制による地方税の税務処理について検出事項となるケースが散見されます。今回は当該論点について解説いたします。
