2025年12月に日本銀行は政策金利を0.75%程度に引き上げました。「金利のある世界」への環境変化を「財務リスク」ではなく、「ビジネスモデル変革の好機」と捉え直す経営の指針を紹介します。
2026年1月、金融審議会「サステナビリティ情報の開示と保証のあり方に関するワーキング・グループ(WG)」より、最新の報告書が公表されました。サステナビリティ開示・保証制度は東京証券取引所プライム市場上場企業を主な対象としていますが 、開示にあたってはバリューチェーン全体のリスクや機会を評価することが重要視されています。そのため、開示が義務化されるプライム市場上場企業だけでなく、それらの企業と取引のある企業に対しても、温室効果ガス(GHG)排出量(Scope 3)をはじめとする情報の提供が求められる可能性があります。
中国は現在、“十五五”計画(第15次5ヵ年計画)に基づき、産業の高度化と国家経済の安全保障を中心とした新たな成長戦略を推進しています。これに伴い、本土企業によるM&Aの活発化や先端製造業への投資拡大が進んでおり、日本企業にとっても重要な参考材料となる動きが見られます。
日本と米国のユニコーン数の差には、ガバナンスや投資契約の成熟度の違いが影響すると指摘されています。本稿では、経済産業省の増補版が示す日米IPO時の相違点、ガバナンス体制の向上に向けた当事者の役割、投資契約に関する主要な論点を取り上げます。
生成AIの導入は、経営層の意思決定を加速させ、業務効率化と価値創出への期待を高めています。一方で、重要な代替案やリスク要因の検討を無意識に省略してしまう「戦略的な見落としリスク」も内包しています。AI活用を止めるのではなく、意思決定のスピードを適切に制御しつつ、判断の深度を確保する仕組みが不可欠です。本稿では、その両立を実現するための2つのアプローチを解説します。
近年、中国現地子会社における不正は頻発しており、現地子会社で発生する不正は組織の持続的成長を脅かす重大なリスクとなっています。日本の親会社は通報を受けた際、不正の金額や複雑性を基準に案件を三段階に分類し、適切なリソース配分とコスト管理のもとで調査を進めることが極めて重要です。
物価高や人手不足など不確実な経営環境の中、高い目標を掲げる企業を国が後押しする「売上高100億円企業創出プロジェクト」(通称100億宣言)が注目されています。本稿では、100億宣言の制度概要と企業にもたらす価値、さらに帝国データバンクの調査から見える宣言企業の実像について解説します。
東京証券取引所ではグロース市場の機能発揮に向け各種対応に取り組んでおり、その一環として、上場維持基準の見直しに着手しています。本稿ではこの動きと今後の新規上場に与える影響について触れます。(2025年7月10日現在の情報に基づいています)
東京証券取引所(以下「東証」)ではグロース市場(以下「グロース」)の機能発揮に向け各種対応に取り組んでおり、その一環として、上場維持基準の見直しに着手しています。本稿ではこの動きと今後の新規上場に与える影響について触れます。(2025年7月10日現在の情報に基づいています)
東京都カスタマー・ハラスメント防止条例が2025年4月1日より施行されました。カスハラというと消費者と企業との関係を思い浮かべがちですが、いわゆるB to Bの関係についても企業の対応が注目されています。
近年、急速な市場変化やテクノロジーの進化を背景に、企業の基幹業務システムにも抜本的な見直しが求められています。その一つの解決策が「コンポーザブルERP(Composable ERP)」というアプローチです。
2024年(暦年ベース、以下同じ。)のIPO市場は新規上場会社数が134社(TOKYO PRO Marketを含む、以下同じ。)と2023年の124社から10社の増加となりました。2025年は足元3月末までの新規上場会社数(執筆時点での予定社数)は26社となっています。
2025年2月10日経済産業省は「スタートアップの成長に向けたインセンティブ報酬ガイダンス-人材獲得のためのストックオプション活用術-(以下「ガイダンス」)」を公表しました。
2024年3月に日本のサステナビリティ基準委員会(SSBJ)からサステナビリティ開示に関する公開草案が公表されました。一定の時価総額以上の上場企業への適用が検討されています。上記公開草案は、国際的な比較可能性を確保する観点から、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)の公表基準と同等の内容とされています。このため、先行するISSBの基準を取り上げ、解説します。
2023年以降、中国経済が低迷しているとの報道が日本で広く見受けられます。しかし、本当に中国経済は報道の通り、深刻な状況にあるのでしょうか。本稿では、筆者が現地の状況を踏まえ、その実態をご紹介します。
2019年以降、上場会社におけるマネジメント・バイアウト(MBO)が増加傾向にあります。近年のMBOの傾向や増加の背景について説明します。
