財務モデルはさまざまな場面で使われます。その中でも「M&Aトランザクションモデル」と「プロジェクトファイナンス(PF)モデル」は、似ているようで設計思想が大きく異なります。違いは、前提条件、資金の見方、重視する指標、リスクの捉え方にあります。本稿では2回に分けてその違いを解説し、第1回では、PFの基本的な仕組みと特徴、財務モデルの役割や構築上のポイントを紹介します。
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Public CbCR(公開CbCR)やグローバルミニマム課税(GMT/第2の柱)の導入により、多国籍企業グループに求められる税務コンプライアンスはますます高度化しています。海外税務リスクを適切に管理するためには、グループ全体の情報を一元管理し、本社主導で税務ガバナンスを構築することが不可欠です。本稿では、EU・オーストラリアのPublic CbCR制度の概要と、日本本社主導によるグローバル税務ガバナンス構築の重要性について解説します。
経済産業省がストック・オプションなどの株式報酬の活用を奨励する一方で、会計検査院はストック・オプションに関する課税漏れの可能性を指摘する報告書を昨年10月に公表しました。これを受け、国税当局は、申告漏れの把握や税務調査を強化する方針を示しており、企業には適切な対応が求められています。
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2025年12月に日本銀行は政策金利を0.75%程度に引き上げました。「金利のある世界」への環境変化を「財務リスク」ではなく、「ビジネスモデル変革の好機」と捉え直す経営の指針を紹介します。
増値税課税政策が適用される輸出貨物 1. 輸出企業が輸出、または輸出とみなされる行為を行ううち、国務院の決定に基づき財政部および国家税務総局が明確に輸出還付(免税)を取消した貨物 (※来料加工による再輸出貨物、落札機電製品、指定原材料、特殊区域へ供給される水・電気・ガス、海洋工程構造物は含まない。)
数年前に行われた「世界価値観調査」で、「戦争が起こったら自国のために戦いますか?」の問いに、日本の「はい」は13.2%で回答91か国中最低だったのに対し、中国は88.6%と両国の意識に大きな差があると認められました。世界各地で紛争が勃発する中で、隣国・中国の海洋進出が取り沙汰される現在、我が国は自国の安全をどう考えるべきか、防衛省の川上防衛政策課長に解説して頂きます。
グローバル・ミニマム課税のルールの一つである所得合算ルール(IIR)は、24年4月1日以後に開始する対象会計年度から適用され、日本では25年3月期が最初の適用になります。 本セミナーでは、グローバル・ミニマム課税への対応が不十分ではないかと不安を感じている企業様へ向けて、これから申告期限までにするべきことを短時間で把握できるよう解説します。
「財政部、税務総局の公告2026年第5号」中国債券市場への国外機関投資に対する企業所得税・増値税政策の継続実施に関する財政部、税務総局の公告 「財政部、税務総局、国家発展改革委員会、民政部、商務部、国家衛生健康委員会の公告2026年第7号」介護、保育、家事等のコミュニティ(社区)家庭向けのサービス業に対する税・費用優遇政策の継続実施に関する財政部、税務総局、国家発展改革委員会、民政部、商務部、国家衛生健康委員会の公告 「財政部、税務総局の公告2026年第11号」輸出業務に係る増値税及び消費税政策に関する財政部、税務総局の公告 「財政部、税務総局の公告 2026年第15号」「長期資産の仕入税額控除に係る暫定弁法」に関する財政部、税務総局の公告
On 19 December 2025, Japan’s ruling coalition released the outline of the fiscal year 2026 (Reiwa 8) tax reform proposals. While the proposals introduce several individual amendments to corporate and international tax rules, collectively they reflect a broader recalibration of Japan’s tax policy - one that prioritizes strategic investment, domestic economic substance, and tighter alignment between incentives and measurable outcomes.The proposals reflect a clear policy shift toward targeted incentives that support capital formation, advanced technology development, and economic security, while simultaneously tightening eligibility criteria, reducing reliance on broad-based tax benefits, and strengthening compliance expectations. This article summarizes the key corporate and international tax measures based on publications issued by the Ministry of Finance.
今般、2025年11月18日付のOECDモデル租税条約のコメンタリーの改訂版が発表されました 。今回の改定においては、リモートワークに係る恒久的施設(PE)の明確化、天然資源の開発・採掘に係る活動から生ずる所得の課税方法についての代替規定の追加、条約解釈の一貫性確保、その他の改定が含まれています。本ニュースレターでは、恒久的施設に係る改定コメンタリーの中から、リモートワーク(ホームオフィス)を中心に紹介し、PE認定の新たな方向性を検討します。
2026年1月、金融審議会「サステナビリティ情報の開示と保証のあり方に関するワーキング・グループ(WG)」より、最新の報告書が公表されました。サステナビリティ開示・保証制度は東京証券取引所プライム市場上場企業を主な対象としていますが 、開示にあたってはバリューチェーン全体のリスクや機会を評価することが重要視されています。そのため、開示が義務化されるプライム市場上場企業だけでなく、それらの企業と取引のある企業に対しても、温室効果ガス(GHG)排出量(Scope 3)をはじめとする情報の提供が求められる可能性があります。
不確実性が増す現代の経済社会において、適切に構築された財務モデルは経営上の意思決定において重要な役割を果たすものとなり得ます。しかし、「適切に」財務モデルを構築するためには、モデルを作成した人以外の誰もが操作しやすく、理解しやすいものとなるよう基本的な“お作法”を守る必要があると筆者は考えています。本稿では、財務モデルの果たす役割・目的をお伝えするとともに、財務モデルが備えるべき基本ルールについて概説します。
2026年度の税制改正大綱が公表され、個人に関わる主な改正として高額所得者課税・相続税評価・暗号資産課税の見直しが示されました。本稿では、これらの改正内容を分かりやすく整理します。
昨年(2025年)発足した米トランプ政権の輸入関税引き上げの影響で、世界経済の行方に懸念が示されました。一方、日本では新年早々の高市新政権による衆議院解散で、今後の政治経済の動向に関心が寄せられています。丙午の今年は「火のエネルギーが強く」社会変化が大きい年とされますが、果たして現状打破の年になるのか、エコノミストの鈴木明彦氏に解説して頂きます。
2025年12月19日、与党から2026年度(令和8年度)税制改正大綱(以下「改正大綱」)が公表されました。 改正大綱には、「経済あっての財政」という基本方針のもと、「物価高」への対応および「強い経済」の実現に向けた成長投資を柱として、多岐にわたる税制改正項目が盛り込まれています。
書籍『一般法人・公益法人の制度・会計・税務(第2版)』(太陽有限責任監査法人、太陽グラントソントン税理士法人 編)が、同文館出版株式会社より発刊されました。
急速なデジタル化やAIの進展により、企業と個人に求められるスキルは大きく変化しています。社会構造の変化とリスキリングの重要性の高まりを背景に、2025年10月から厚生労働省によるリスキリングを後押しする新制度「教育訓練休暇給付金」が開始されました。本稿では、制度の概要と実務上のポイントを整理します。
見られているのは、配信画面の中だけではありません。 中国では、「インターネット・プラットフォーム企業に係る税務関連情報報告規定」の施行以降、インフルエンサー(いわゆる「網紅」)に対する税務執行が新たな段階に入っています。特に2026年に入ってから公表された一連の処罰事例は、制度が実際に機能し始めたことを明確に示しています。
