黒田・前日銀総裁による2%のインフレ目標を目指した異次元緩和以来、植田・現総裁も「基調的な物価上昇率は2%に達していない」と判断されているようです。これに対し、今月号筆者の亀田制作・元日本銀行調査統計局長は、すでにインフレ局面入りをしており、これを踏まえた政策判断が必要とされています。今月号はこの観点から、日本経済の現状を分析して頂きます。
2026年4月は、人事・労務関連で企業実務に影響のある法改正があります。必ず押さえておきたい3つの改正事項について、概要と実務対応のポイントを解説します。
国際ビジネスにおいては、明確なコミュニケーションと異文化理解に基づく信頼関係の構築が不可欠です。とりわけ移転価格税制の分野では、日本法人と国外関連会社との取引が検証対象となるため、移転価格コンプライアンスでは日本本社と海外子会社、あるいは海外本社と日本子会社との間での国境を越えた協力が必要です。本稿では、日本の税務調査において海外の企業グループメンバーが直面しやすい実務上の課題、日本の税務当局の特徴、ならびに本邦移転価格税制における近時の注目論点について解説します。
本稿は、バンコク日本人会商工会議所(JCC)に寄稿しましたJCC所報「連載:タイの基礎税務シリーズ(仮題)第5回 法人税」(2023年12月号掲載予定)詳細版になります。 タイの法人税制度の基本概要、事業所における各種手続、実務上の留意点などを記載しております。本稿では、これからタイに駐在なさる方、赴任されて間もない方、 タイにおける法人税制度の基本概要について再確認されたい方を対象とさせて頂いております。実務上の具体的な相談事項等につきましては、別途、Grant Thornton Thailandにご相談頂けますと幸いです。
移転価格申告書(2257-SD 号書式)は、税務申告書の提出期限から6ヶ月以内にオンラインで提出する義務があります。したがって、2023年3月31日に課税年度が終了する企業は、遅くとも2023年12月31日までに申告書をオンラインで提出する義務があります。 以下のいずれかに該当するフランス法人、および外国法人のフランスの恒久的施設に適用されますので、早めの対応をお勧めします; 税抜きの年間売上高または貸借対照表に記載された総資産が5,000万ユーロ以上である 上記の条件を満たすフランス企業または外国企業が、会計年度末に、直接的または間接的に、資本または議決権の過半数を保有する、または保有されている 税制上の連結グループに属し、その構成会社の1社が上記の条件のいずれかを満たすもの
2023年10月17日、欧州委員会は会計指令(Directive 2023/34)の修正法案を採択しました 。 当該法案は、EU域内の企業を規模別に分類するための基準値(総資産及び売上高)を見直すものです。 これにより、多くの企業の財務報告の要件が緩和されることが見込まれます。 特に、2025年度からCSRD の適用対象となる大企業の基準値にぎりぎりで届いている様な企業にとっては、法案の動向と自社の財務数値に注視が必要と考えられます。
2023 年 10 月 11 日連邦官報(DOF)で「新たに購入する固定資産に対する即時償却の恩典と研修費用に対する損金算入額の追加」という、輸出製造業に対する税制上の優遇措置に関する政令が発表されました。
2023年10月13日、アンワル首相兼財務大臣によって、「MADANI経済政策: Empowering the People」 をテーマとする総額 RM3,938 億の 2024年度予算案が提出されました。 マレーシアMADANI の枠組みを念頭に置いて作成された2024年度予算案は、2023年2月に提出された2023年度予算を引き継ぐものとされ、以下3つの点に主な焦点が置かれています。 ・迅速なサービスのためのガバナンス改善 ・成長を促進するための経済構造再編 ・国民の生活水準向上 今回の予算案ではグローバルミニマム課税への言及、サービス税の税率・範囲の改正などや2024年より段階的な導入が決定しているe-Invoiceのスケジュール変更がアナウンスされています。
2023年9月26日、セブン銀行は、新型ATM(第4世代ATM)を利用した新サービス「+Connect(プラスコネクト)」の提供を開始しました。地方銀行などの提携金融機関の顧客も同サービスの提供を受けることができます。
OECDは、2023年7月に発表した第2の柱に関する文書 で、第2の柱を構成するルールの一つである租税条約の特典否認ルール( Subject to Tax Rule、以下「STTR」)のモデル条約及びそのコメンタリーを示しました。また、10月には制度導入のための多国間協定(STTR MLI)が公表され、署名の受付が開始されました。
経済産業省は「令和2年度税制改正に関する経済産業省要望」で過去に行われた大規模なTOBにおいて海外では株式対価又は混合対価が活用され、大規模かつ戦略的な M&Aが行われている一方で、日本ではそのほとんどが現金対価という調査結果を公表しています。日本で株式対価又は混合対価による M&Aが行われない理由の一つとして後述する組織再編の制度上の障壁があります。2021年3月にM&A促進のため会社法改正により株式交付制度が創設され、その制度上の問題点を解消する枠組みとなっています。他方で、当制度を利用した節税スキームが横行したため令和5年度税制改正により 2023年10月1日以降に行われる一定の取引が適用除外とされています。本稿では株式交付制度について税制の観点から概説します。
ニュースレター2023年第2号でもお伝えしましたとおり、英国の会計基準設定主体である英国財務報告評議会(FRC)は、英国会計基準(FRS102)の改正に向けたコメント募集を2022年12月に開始し、2023年4月30日まで募集を受け付けました。 本年9月にFRCが改正動向についてアナウンスを公表しましたので、本稿では当該動向についてアップデート致します。
ドイツ連邦財務省は、2023年3月20日にグローバルミニマム課税(第2の柱)に対応した国内法に関する討議文書 を発表した後、フォローアップを実施し、2023年7月10日に「多国籍企業グループおよび国内の大規模グループに対するグローバルな最低課税水準の確保に関する指令の実施およびさらなる関連措置の実施法 (最低課税指令実施法 - MinBestRL-UmsG)」の法案を発表しました。 2023年7月7日付の本法案には、第2の柱で言及された項目の実施だけでなく、ドイツ所得税法(EStG)、外国税法(AStG)、及び営業税法(GewStG)の改正も含まれているほか、タックスヘイブン対策税制(CFC税制) におけるトリガー税率の引き下げも見込まれています。
中国と日本の企業は、財務諸表の作成および開示に関する基準が異なります。以下に、中国と日本の財務諸表の主な相違点とそれに関する説明を示します。
【財政部 税務総局公告2023年第43号】先進製造業企業増値税追加控除政策に関する公告 【財政部 税務総局公告2023年第54号】少額融資会社の税制優遇政策の継続実施に関する公告
政府が掲げる「スタートアップ育成5か年計画」に基づき、2023年4月にスタートアップ関連税制が整備されました。主な改正は次のとおりです。それぞれの概要、留意点を説明します。
今年9月は、関東大震災(大正12年)から丁度100年に当たります。平成23年(2011年)には、東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)が発生するなど、日本は地震に見舞われやすい地殻構造になっており、南海トラフ大地震の発生も取り沙汰されています。 今回は、気象庁前地震火山部長・野村竜一氏に地震発生のメカニズムや予測の仕方、地震への備えなどを解説して頂きます。
大企業だけでなく、中小企業の海外進出が進む一方で、国際税務の大きな改正が相次いでいます。本書は、課税リスクの管理のために、複雑な国際税務の諸制度を整理・解説しています。
Advisory Insightsの2023年6月号で「IPO準備におけるコーポレート・ガバナンス体制」をテーマに、IPOを目指す企業がコーポレート・ガバナンスの体制において対応すべき一般的な事項を解説しました。今回はIPO準備における事業計画を策定する際の留意事項に焦点を当てて解説します。なお、本文中意見にわたる部分は、筆者の私見であることをあらかじめ申し添えさせていただきます。
