財務モデルはさまざまな場面で使われます。その中でも「M&Aトランザクションモデル」と「プロジェクトファイナンス(PF)モデル」は、似ているようで設計思想が大きく異なります。違いは、前提条件、資金の見方、重視する指標、リスクの捉え方にあります。本稿では2回に分けてその違いを解説し、第1回では、PFの基本的な仕組みと特徴、財務モデルの役割や構築上のポイントを紹介します。
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Public CbCR(公開CbCR)やグローバルミニマム課税(GMT/第2の柱)の導入により、多国籍企業グループに求められる税務コンプライアンスはますます高度化しています。海外税務リスクを適切に管理するためには、グループ全体の情報を一元管理し、本社主導で税務ガバナンスを構築することが不可欠です。本稿では、EU・オーストラリアのPublic CbCR制度の概要と、日本本社主導によるグローバル税務ガバナンス構築の重要性について解説します。
経済産業省がストック・オプションなどの株式報酬の活用を奨励する一方で、会計検査院はストック・オプションに関する課税漏れの可能性を指摘する報告書を昨年10月に公表しました。これを受け、国税当局は、申告漏れの把握や税務調査を強化する方針を示しており、企業には適切な対応が求められています。
新着記事
2024年3 月27日、英国財務報告評議会(FRC)は、改訂版FRS102を公表しました。本稿では、ニュースレター2023年第6号のアップデートとして、当該改正の概要をお伝えいたします。
【工業情報化部聯通装函〔2024〕60号】2023年度に研究開発費の加算控除政策を享受する産業機械企業リストの制定に関する通知 【財税〔2024〕8号】中国(上海)自由貿易試験区及び臨港新区域におけるオフショア貿易印紙税優遇政策の試行に関する通知 【工業情報化部聯節(2024)26号】工業・情報化部等7部門による製造業のグリーン化発展の推進加速に関する指導意見
2024年10月から従業員数が常時51人以上の適用事業所において、パート・アルバイトに対する社会保険の適用対象者が拡大されます。適用対象者の条件・今回新たに対象となる適用事業所に該当するかの判定方法と、新規に該当する事業所で必要となる準備や留意事項を確認していきます。
M&A取引において、取引後の被取得企業の業績等に応じて追加の報酬を支払う、いわゆるアーンアウト条項が付されるケースが多くあります。 ドイツ連邦財政裁判所(BFH)は、2023年11月9日の判決(ファイル番号IV R 9/21)で、当該アーンアウトの税務上の取扱いについて見解を示しました。
2024年2月19日、OECDは経済のデジタル化に伴う課税上の課題へ対応するためのBEPS2.0プロジェクトにおける2本の柱の1つである、第1の柱・利益Bに係る新たな報告書をリリースしました 。本文書では、BEPSに関する包摂的フレームワーク(Inclusive framework:以下「IF」)第1の柱・利益Bに関するコンセンサスを反映したものとして、税務当局と納税者双方のコンプライアンスリソースを有効活用するためのソリューションとして基礎的販売活動に係る簡素化・合理化された移転価格設定方法を提唱しています。
大企業間の副業人材の相互受け入れが新聞で報じられるなど、人材確保が難しい現在において、副業・兼業人材の受け入れによる外部人材活用が活発化しつつあります。今回は、副業・兼業の最近の動きを踏まえて、活用メリットや留意点などを紹介します。
今年2月初め、コロナ禍を経て4年ぶりに開催された「2024さっぽろ雪まつり」では雪不足から、札幌市長が周辺自治体に雪確保を依頼したそうで、これも地球温暖化の影響の一つかと思われます。 今月号では、地球温暖化がもたらす気候変動リスクと、その対処に必要な金融機関の役割について、グローバルリスク&ガバナンス代表 藤井 健司氏にご解説頂きます。
中国の電気自動車(Electric Vehicles, EVs)市場は、現在、急速に拡大しており、世界の自動車市場における存在感を増しています。日本のニュースでも話題として取り上げられており、自動車関係者のみならず、日中の経済全体において、注目を集めています。 中国国内メーカーが、電気自動車を積極的に開発・生産を行っている背景に何があるのでしょうか。そして、このことが日本企業に及ぼす影響について考察したいと思います。
ドイツ連邦参議院は2023年12月15日、「企業グループに対するグローバルミニマム課税を保証する法律」(最低税課税指令実施法 - MinStG) を承認しました。 この法律はグローバルミニマム課税(第2の柱)への対応として、2023年7月10日に公表された法案「多国籍企業グループおよび国内の大規模グループに対するグローバルな最低課税水準の確保に関する指令の実施およびさらなる関連措置の実施法 (最低課税指令実施法 - MinBestRL-UmsG)」 に含まれていたものです。 本稿では、MinStGのアップデートについてお伝えします。
第24号「不正調査のアプローチ手法と調査手法 後編」 [ 258 kb ]において、不正調査におけるインタビューの進め方の概要をご説明しました。本稿では、不正調査において不可欠な手続であるインタビューについて、より詳しくご紹介します。不正調査におけるインタビューには、①通報者からの聞き取り、②不正に直接関与していない関係者からの情報収集、③不正に関係していると疑われる者から自白の裏付けを取る、などいくつかの局面がありますが、本稿では特に③を中心とした内容をご説明します。
今年で20年目を迎えた本調査では、全調査対象国平均の中堅企業の経営幹部における女性登用率は33%であった。本調査の初回である2004年公開の調査結果での女性登用率は19%であり、年々上昇傾向を継続しているが、その進歩は遅い。グラントソントンでは、この傾向が継続するかぎり、全調査対象国平均の中堅企業の経営幹部における女性登用率が50%に達するのは2053年になると予測している。
本稿は、2023年12月26日のGrant ThorntonタイNewsletterにてご紹介したものになります。 タイの個人所得税制度の改正内容について、従前の実務、新しい実務、追加の指針などを記載しております。本稿では、これからタイに駐在なさる方、赴任されて間もない方、タイにおける個人所得税制度の改正のポイントについて確認されたい方を対象とさせて頂いております。実務上の具体的な相談事項等につきましては、別途、Grant Thornton Thailandにご相談頂けますと幸いです。
2024年1月17日、ドイツ連邦政府は、会計および財務報告の要件に用いる会社分類の基準値を引き上げる法案を採択しました 。 本改定は企業の事務負担やコストを削減すること目的としており、特に年次(連結)決算書の作成義務、法定監査要件、および開示の範囲に関連します。
本稿では、2023年7月に発行されたThe Transfer Pricing Records Regulations 2023の内容を踏まえ、英国移転価格文書化規定の動向を概説します。
財務モデルの作成においてモデル作成者が自身で適切なレビューを行うことは、モデルの品質を担保する上で非常に重要な要素となります。本稿では、モデルレビューにおいて留意すべきポイントをいくつか概説します。
