IBR/中堅企業経営者の意識調査

2024年版 世界28カ国の中堅企業の経営幹部における女性登用率

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IBR/中堅企業経営者の意識調査
  • 世界の中堅企業の経営幹部における女性登用率は33%、20年間で14ポイントの改善
  • ジェンダーパリティ達成は2053年と予測
  • 具体的なDE&I戦略と目標設定、男性・女性両方のリーダーによる戦略の主導、柔軟な勤務形態の導入が改善の要

太陽グラントソントンは、グラントソントン加盟主要28カ国に対して実施する世界同時調査の一環として、中堅企業の経営幹部における女性登用率に関する意識調査(調査実施時期:2023年10月~12月、調査対象:非上場企業を中心とする世界28カ国の中堅企業経営者)を実施し、その結果を公表した。

 今年で20年目を迎えた本調査では、全調査対象国平均の中堅企業の経営幹部における女性登用率は33%であった。本調査の初回である2004年公開の調査結果での女性登用率は19%であり、年々上昇傾向を継続しているが、その進歩は遅い。グラントソントンでは、この傾向が継続するかぎり、全調査対象国平均の中堅企業の経営幹部における女性登用率が50%に達するのは2053年になると予測している。

また本調査の結果からグラントソントンでは、具体的なDE&I戦略と目標を定め、男性・女性両方のリーダーによる戦略の主導、そして柔軟な勤務スタイルを取り入れることが、中堅企業におけるジェンダーパリティの実現に欠かせない要素とみており、さらに女性の登用率の改善は収益面にも効果を与えるとみている。