財務モデルはさまざまな場面で使われます。その中でも「M&Aトランザクションモデル」と「プロジェクトファイナンス(PF)モデル」は、似ているようで設計思想が大きく異なります。違いは、前提条件、資金の見方、重視する指標、リスクの捉え方にあります。本稿では2回に分けてその違いを解説し、第1回では、PFの基本的な仕組みと特徴、財務モデルの役割や構築上のポイントを紹介します。
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Public CbCR(公開CbCR)やグローバルミニマム課税(GMT/第2の柱)の導入により、多国籍企業グループに求められる税務コンプライアンスはますます高度化しています。海外税務リスクを適切に管理するためには、グループ全体の情報を一元管理し、本社主導で税務ガバナンスを構築することが不可欠です。本稿では、EU・オーストラリアのPublic CbCR制度の概要と、日本本社主導によるグローバル税務ガバナンス構築の重要性について解説します。
経済産業省がストック・オプションなどの株式報酬の活用を奨励する一方で、会計検査院はストック・オプションに関する課税漏れの可能性を指摘する報告書を昨年10月に公表しました。これを受け、国税当局は、申告漏れの把握や税務調査を強化する方針を示しており、企業には適切な対応が求められています。
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ビジネスにおけるデット・ファイナンス項目のモデル構築は容易と思われがちで、一般的にはそう言えなくも無いですが(返済額と利息の額さえ分かればいいのですから。。)、実際には効果的なモデルを構築するために考慮すべきことが多くあります。本稿では、デット・ファイナンス項目のモデル化にあたっての留意点を解説します。
上場企業における多くの不正・不祥事が表面するなか、日本取引所自主規制法人は2016年2月に『不祥事対応のプリンシプル』を公表し、2018年3月には、『不祥事予防のプリンシプル』を公表しました。不祥事の発生そのものを予防する取組みを上場会社が実効性を持って進める必要性が唱えられるようになってから6年余りが経過しています。しかしながら、今なお不正予防のための不正リスクの評価と対応はマネジメントにとって最重要な経営課題の1つと言えます。
決算書に、引当金を計上している会社は数多くあります。引当金は、将来見込まれる費用または損失の発生に備えて計上されますが、改めて会計と税務の計上の違いを記載します。
デジタルサービスタックス(DST)は、インターネットを通じて海外に役務提供できるようになったことを背景として、外国事業者が自国の消費者から得る一定のデジタルサービス収入に課税を試みるものとなります。
ATMは通常、銀行預金の引き出しや為替送金などで多く利用されますが、ATMを基盤とする様々な取り組みが行われているのは意外に知られていないようです。今月号では、ATM事業から出発しベンチャー企業として成長する中で果たして来たデジタル化のもたらすサービスについて、Socio Future代表取締役会長CEO 中野 裕氏に解説して頂きます。
「税務委員会公告2024年第2号」国務院関税税則委員会による『中華人民共和国関税法』の附則である『中華人民共和国輸出入税則』の公布に関する通知 「財政部 税務総局通知 2024年第2号」上場会社の株式優遇措置に係る個人所得税の政策に関する通知 「商消費函「2024」75号」商務部、財政部等7部門による『中古車を新車に交換する場合の自動車補助金に関する実施規則』の公布に関する通知
2024年1月22日、EFRAG(欧州財務報告諮問グループ)は中小企業向けのサステナビリティ情報報告基準である、ESRS for listed SMEs(ESRS LSME)及びvoluntary reporting standard for non-listed SMEs(VSME)の公開草案を公表しました。 ESRS LSMEが上場中小企業向けのサステナビリティ情報開示ルールを定める一方、VSMEは中小企業が任意に適用できるガイドラインとして、自社のサステナビリティの取り組みを評価し、ステークホルダー(取引先、金融機関、投資家など)からのサステナビリティ情報提供の要請に効率的かつ適切な方法で応えるための、簡易な報告ツールを提案しています。
税源浸食及び利益移転(BEPS)問題に対応するためのOECD行動計画13「多国籍企業の企業情報の文書化」を契機として、EUにおいては多国籍企業の情報開示の機運が高まり、欧州委員会は2016年4 月に会計指令(指令2013/34/EU)の改正案を発表しました。当該会計指令はEU域内で事業を営む大規模な多国籍企業グループに対し、法人利益、法人所得税の納付額、その他の関連情報の開示を求めるもので、その後の協議・修正を経て2021年11月にEU理事会により承認されました 。 EU加盟国は当該指令を2023年6月22日までに国内化することを要請されています。既に主要EU加盟国は国内法化を済ませ、その施行が徐々に開始している状況です。なお、国別報告書(CbCR)の開示を求める同様の法案は、EU 以外でも導入が検討されてる状況とされ、オーストラリアにおいては法案が公表されています。 本ニュースレターでは、CbCRの開示を求めるEU指令の内容を概説するとともに、より広範な開示が要求されているオーストラリアの法案の動向を説明します。
高齢化等による運転手不足から全国でバスの減便が続いています。バス運転手などの勤務環境改善のため、今年4月から年間労働時間の上限が引き下げられますが(年3,380時間→3,300時間)、これが更なるバス路線の減便などにつながるとされます(2024年問題)。 今月号では、こうした公共交通機関の運送量減少にも対応が期待される自動運転について、東京大学生産技術研究所 中野公彦教授に解説して頂きます。
2023年(暦年ベース、以下同じ。)のIPO市場は新規上場会社数が124社(TOKYO PRO Marketを含む、以下同じ。)と2022年の111社から13社の増加となりました。2024年は足元3月末までの新規上場会社数(執筆時点での予定社数)は35社となっています。
2024年3月22日、ドイツ連邦参議院は成長機会法(Wachstumschancengesetz)の修正案を承認しました 。 本稿では同法のうち、特に在独日系企業に影響すると考えられる法人税等のトピックについてご紹介します。
本稿は、2024年3月12日のGrant ThorntonタイNewsletterにてご紹介したものになります。 タイにおけるグローバルミニマム課税(ピラー2)草案内容について、概要、納税義務者、課税標準と税率、追加税額配分ルールなどを記載しております。 本稿では、これからタイに駐在なさる方、赴任されて間もない方、タイにおけるピラー2草案のポイントについて確認されたい方を対象とさせて頂いております。 実務上の具体的な相談事項等につきましては、別途、Grant Thornton Thailandにご相談頂けますと幸いです。
「国弁発「2024」9号」 国務院弁公庁による 『ハイレベルな対外開放を着実に推進し、外資の誘致・活用に関する行動計画』の公布に関する通知 「法解釈「2024」4号」 徴税管理を危うくする刑事事件の処理における法律の適用に関する最高人民法院、最高人民検察院の解釈 科学技術·イノベーションを支援するための中国における主な税制優遇措置のガイドライン
2023年第12月29日、第十四届全国人民代表大会常務委員会第七次会議が新《公司法》を審議かつ通過し、2024年7月1日から有効となります。そのうち、資本金制度は、従来の「申し込み制度」(认缴制)から「期限内に払込制度」(限期实缴制)に切り替えました。今回は、新制度の紹介及びその後の影響については紹介します。
ドイツ連邦法務省は2024年3月22日、EUの企業サステナビリティ報告指令(CSRD)に対応した国内法の公開草案を公表しました 。
