【連載】「主要論点をピックアップ 収益認識のポジション・ペーパー記載術(第2回)契約変更と一定の期間にわたり充足される履行義務」高田康行

2019/12/10

本連載では、ポジション・ペーパーの構成を12項目で定義する(第1回参照)。そして、収益認識の主要論点をピックアップして、この12項目での記載を試みる。第2回は、「契約変更」と「一定の期間にわたり充足される履行義務」の取引事例について、ポジション・ペーパーの記載例を示す。

【連載】「主要論点をピックアップ 収益認識のポジション・ペーパー記載術(第1回)変動対価」高田康行

2019/11/25

収益認識基準の原則適用まで残り1年余りとなった。上場会社では、各社の事情に合わせて粛々と対応を進めていると思われる。本連載では、すでに自社の該当論点を抽出し、論点ごとの会計処理方針を決定した企業が、次に高い関心を持つと想定される事項、つまり、ポジション・ペーパーの記載方法について論じる。第1回は、「変動対価」のうち「価格引下げ」の取引事例について、ポジション・ペーパーの記載例を示す。

ライセンスの供与の会計処理 上原啓輔

2019/07/25

情報サービス業やフランチャイズ展開の小売業などのクライアントにおいては、ライセンスの供与の会計処理については関心も高い部分かと思います。また、多くの皆さんにも身近なところでは、LINEスタンプやオンラインゲームでの課金アイテムの収益認識についても、実はこのライセンスの会計処理に関連しています。文中事例ではLINE社の有報を参照し、スタンプ販売の会計処理についても取り上げていますので、ご興味のある方は是非ご覧いただければと思います。

「収益認識基準を踏まえたサブスクリプションの会計・税務ポイント」 渡邊景輔

2019/04/25

昨今、「サブスクリプション」という定額制のビジネスモデルが注目を集めています。例えばソフトウェアライセンスを定額で利用するサービスや、音楽の定額聴き放題サービスなどが代表的です。「サブスクリプション」は、製品やサービス問わず、顧客にとって導入し易く、これを提供する企業にとっても安定した利益を得られることから、その取引量や形態はさらに拡大していくことが想定されます。そこで今回は、そのビジネスモデルの取引上の特徴を踏まえ、また、事例をあげながら、サブスクリプションに関する会計処理及び税務について解説しました。また収益認識基準の適用に向けた論点整理として、ライセンスの供与、複合取引及び変動対価についても解説しました。