アーンアウト条項付き株式譲渡契約における調整金の税務実務と最新動向
ADVISORY INSIGHTS M&A税務M&Aで活用されるアーンアウト条項において、事後的に授受される調整金の税務上の取扱いは、売主(個人)の税引後手取額に重大な影響を与えます。本稿では、最新の国税不服審判所裁決(令和7年4月21日)を含む過去の重要事例を踏まえ、所得区分ごとに判断基準や実務上の留意点について整理し解説します。
2024/01/23 読了時間 1 分

2023年12月14日に公表された2024年度(令和6年度)税制改正大綱において、成長意欲のある中堅・中小企業が複数の中小企業を子会社化しグループ一体となって成長していくことを後押しするため、「中小企業事業再編投資損失準備金制度」を拡充する措置を講じることが明記されました。
M&Aで活用されるアーンアウト条項において、事後的に授受される調整金の税務上の取扱いは、売主(個人)の税引後手取額に重大な影響を与えます。本稿では、最新の国税不服審判所裁決(令和7年4月21日)を含む過去の重要事例を踏まえ、所得区分ごとに判断基準や実務上の留意点について整理し解説します。
2025年に導入されたばかりのミニマムタックスは、導入からわずか3年後の2027年に制度強化が予定されており、これまで「超」富裕層を主な対象としていた規定が、より広い富裕層にも適用される見込みです。これにより、M&Aに伴う自社株式の売却を予定しているオーナーにとって、大きな影響が生じるケースも想定されます。また、ミニマムタックスの影響を踏まえると、株式譲渡対価の代わりにオーナーへ役員退職金を支給する、いわゆる退職金スキームの優位性が、従来以上に高まっています。本稿では、ミニマムタックスを考慮したオーナー企業M&Aにおける役員退職金支給の活用方法について解説します。
近年、上場維持基準の厳格化を背景に、抵触リスクのある企業ではMBOによる非公開化や他社による買収に応じる動きが見られます。特に時価総額基準への対応が課題となる中、M&Aによる成長戦略が注目されています。本稿では、株式対価(株式交換・株式交付)を用いたM&Aの活用方法や両者の違いについて解説します。