外国人の税務と手続き
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太陽グラントソントン税理士法人
阿部 行輝 著
税務研究会出版局
2018年12月発売
2,376円(税込)
近年、経済の国際化に伴い、国内外を行き来する外国人の数は著しく増加の傾向をたどっており、大企業のみならず中小企業においても外国人労働者の数は増加しています。
しかしながら、外国人の税務については、居住者・非居住者の認定から始まり、恒久的施設を有するか否かによって課税はどうなるのか、源泉所得税はかかるのかどうか、確定申告を行う必要があるのか、確定申告を行うとすれば課税所得の範囲はどうなるのか、税金の計算方法に特別なやり方があるのか、確定申告の際に特別な書類は必要なのか、申告書や届出書の書き方はどうするのか、租税条約との関係はどうなるのかなど、迷うところが多くわかりにくいのが実情だと思われます。
本書では、外国人に関する税務と必要な手続きに関する疑問に答えるため、著者が今まで外国人本人、会社の人事・経理担当者、税理士、公認会計士などから受けた質問のうち特に多かった事例や実務上数多く出てくる事例をもとに図表などを用いてわかりやすく解説しています。
また、実務で活用できるよう、申告書及び届出書の記載例を数多く掲載しています。さらに、外国人の方は母国で利子、配当、株式譲渡益等金融資産を保有していることが多いことから、それらの税務上の取扱いについても説明しています。
主要目次
【理論編】
1 居住形態と課税所得の範囲
2 課税方法
3 所得控除
4 税額控除
5 確定申告が必要な方
6 租税条約
【実践編】
7 居住形態の判定
8 利子所得
9 配当所得
10 不動産所得
11 給与所得
12 退職所得
13 譲渡所得
14 先物取引に係る雑所得等
15 所得控除
16 税額控除
17 申告及び納付
18 その他