第14回 2023年5月 税務
連結納税(オルガンシャフト)における損益移転契約
ドイツの連結納税(オルガンシャフト)は、親子会社間で最低5年間有効な損益移転契約を締結し、従属会社(子会社)の利益または損失を支配会社(親会社)に移転することで、グループ全体での法人税の軽減を図る制度です。しかし、実際の損益移転の方法に関する詳細な定めがないため、税務調査等の際にしばしば議論の的となります。
※本稿は、Grant Thornton AG(グラントソントン・ドイツ)が作成したものを、和訳・編集・加筆したものです。原文(ドイツ語)はこちらをご参照ください。
Contents
・判例による損益移転契約の要件
・決済期間の要件は依然として不明
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Grant Thornton AG ジャパンデスク 井上 広志
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