ロシアのウクライナ侵攻が世界の平和に大きな影響を与えていますが、一方で、今回(2022年10月開催)の中国共産党第20回党大会で3期目の続投となる習近平主席は、中国統一へ向けた台湾進攻を標榜しています。 今月号では中国ご出身で母国の実情に詳しく、日本ではエコノミストとしてご活躍中の東京財団政策研究所主席研究員・柯 隆氏に、習近平政権の基本理念と絡めながら台湾進攻の可能性などについて解説して頂きます。
気候変動問題に対応しつつ、クリーンエネルギー中心の経済・社会へと産業構造を転換し、その投資拡大を通じて経済成長を図ることは、岸田政権が唱える新しい資本主義でも核となる課題です。 今回はこうした目標に向け、今年(2022年)5月に政府が策定した「クリーンエネルギー戦略(中間整理)」の概要とそのための今後の取り組みを、日本エネルギー経済研究所・工藤拓毅理事に解説して頂きます。
今年の夏は全国各地で連日40℃を超える猛暑が続きました。かかる現象はCO2など温室効果ガスの排出が原因とされますが、今月号では温室ガスの排出量と吸収量を均衡させるカーボンニュートラルについて(一社)カーボンニュートラル推進協議会代表理事・増山壽一氏に解説して頂きます。
太陽グラントソントンは、 非上場企業を中心とする中堅企業の経営者に対して今後の自国経済の見通しや自社の経営状況などに関して調査した中堅企業経営者意識調査(上半期版・2022年5~6月実施分)の結果を公表した。 世界28カ国の中堅企業経営者に対して行った自国経済の今後一年の見通しに関する調査で、全調査対象国の平均景況感は、前回調査比で6ポイント低下し64%という結果になった。前回の調査(2021年10月~11月実施分)の結果と比較すると、全調査対象国のうち19カ国で景況感の低下がみられ、複数の国において2桁台の顕著な落ち込みが目立った。
今月(2022年6月)、参議院議員選挙が公示されました。米国との金利差等から130円台後半へと円安が加速し、ウクライナ問題等からの資源エネルギー価格の高騰などで物価高が進行していますが、景気悪化懸念から利上げに踏み切れない日銀に対し、野党が選挙の争点として批判を繰り返す異例の展開となっています。 黒田日銀は物価目標を「2%」として金融政策を進めて来ましたが、その意義を米国との比較で検討し、来年春のポスト黒田体制での物価目標の在り方などの広い範囲にわたって、いちよし証券上席執行役員チーフエコノミストの愛宕伸康氏に解説して頂きます。
日銀が発表した今年4月の企業物価指数は前年比+10.0%と過去最大の上昇になりました。これは、為替円安のほかウクライナ情勢緊迫化に伴う原油価格高騰等国際商品市況の上昇などが押し上げ要因となったためです。 ロシアのウクライナ侵攻から3か月が経過し、事態収束の見通しは立っていません。 ロシアのウクライナ攻撃は、NATOの東方拡大(1999年ポーランド等が新加盟)への反感等が取り沙汰されますが、ウクライナとはどういう国か、ロシアとはどんな関係か、など基本的な視点は不透明と思われます。 今回は、こうした事情とウクライナ紛争の日本経済への影響等について、ロシア大使館ご勤務経験があるロシア通のユナイテッド・マネジャーズ・ジャパン取締役・大坪祐介氏に解説して頂きます。
黒田日銀総裁は今年(2022年)4月9日に残りの任期が1年となりました。これまでデフレ脱却に向けて9年に亘り異次元の金融緩和を推し進め、円高・株安の是正に成果を上げてきましたが、2%の消費者物価目標は未達のまま、ウクライナ情勢の影響などによる原材料価格高騰での物価上昇や、日米間の金利差拡大からの急速な円安進行等、経済の先行きへの懸念材料が増して来ています。 昨年9月に歴代最長の在任期間 3,116 日を更新した黒田日銀の政策とは、一体どのようなものであったのか、また任期満了までどのような政策運営が考えられるのかについて、内閣府大臣官房審議官としてのご経験等から経済財政分析に精通された三菱 UFJ リサーチ&コンサルティング研究主幹鈴木明彦氏に解説して頂きます。
新型コロナウイルス感染ではオミクロン株の蔓延が収まらない中、ロシアのウクライナ侵攻による国際緊張が原油・穀物価格等の高騰を招くなど、日本も内憂外患の状況に置かれています。 こうした情勢下、発足後半年を迎えようとする岸田政権のゆくえはどうなるのでしょうか。今回は岸田政権による日本政治の展望について、日本経済新聞社論説フェロー・芹川 洋一氏に解説して頂きます。
世界29カ国の中堅企業経営者に、「自社の経営幹部の女性比率」について尋ねたところ、全調査対象国29カ国の平均は32%を記録し、2021年3月発表の前回の調査結果から1ポイント増加と緩やかな上昇をみせた。地域ごとでは、前回の調査で世界でアジア太平洋地域のみ30%を下回る結果となったが、今回2ポイント上昇し初めて30%台に到達した。 日本の中堅企業における経営幹部の女性比率は前回の調査から横ばいの15%で調査対象国中唯一の10%台を記録し、引き続き調査対象国中最下位となった。
ここ丸2年、我々の生活や経済活動はコロナウイルスの流行に翻弄されて来ました。今年‐2022年‐もオミクロン株の蔓延が取り沙汰されていますが、リモート活動の定着などから経済面ではこれまでの経験を活かし、かなり視界が晴れて来ているようにも思われます。 今回は、日本銀行ご入行後に政府の金融審議会専門委員などの要職を務められ、三菱総合研究所、経済産業研究所などでのエコノミストとしてのご経験も豊富な成城大社会イノベーション学部・後藤康雄教授に、2022年の内外経済の見通しについて解説して頂きます。
太陽グラントソントンは、 2021年10~12月実施の2021年下半期(7~12月期)の非上場企業を中心とする中堅企業経営者の意識調査の結果を公表した。 世界29カ国の中堅企業経営者に対して行った自国経済の今後一年の見通しに関する2021年下半期の調査結果では、全調査対象国の平均景況感は、大幅な増加を見せた2021年上半期(1~6月期)の調査から1ポイント増の70%を記録した。約半数の調査対象国で2桁ポイント増を記録し、全調査対象国平均で新型コロナウイルス感染拡大前の水準を上回った前回調査と比較すると、今回の調査では改善幅は小さかったが、回復傾向を維持した。
日本銀行黒田総裁の在任期間は今年(2021年)9月29日で2期 3,116日と歴代最長となりました。この間、円高・株安が是正され日本経済が活性化したとの評がある一方で、2%の物価目標は未達のまま推移しています。こうした中で、米国はサプライチェーンの混乱などの供給制約に賃上げも加わり、歴史的な物価高に直面しています。 米国の物価上昇はこのままインフレを招来するのか、そして日本の物価はどう推移するのか、などの見通しにつき、金融政策とも絡めソニーフィナンシャルグループ・チーフエコノミストの菅野雅明氏に解説して頂きます。
世界の2大社会主義国ロシアと中国の内、中国は武漢でのコロナウイルス発生、今年7月の共産党創建100年式典、台湾進攻懸念など話題に事欠きませんが、ロシアというとプーチン大統領の水泳姿が印象に残る位で国の全体感が不透明に思われます。 実は、正にその通りでプーチン即ロシア、ロシア=プーチンと捉えるのがロシアを理解する骨子として、ロシアトヨタ社長を務められロシアの政治・経済情勢に詳しい合同会社N&Rアソシエイツ西谷公明代表に、ロシア有識者14名へのZOOMインタヴュー(9月20~23日)で判明した最新のロシアについて、中国や米国、日本との関係を含めて解説して頂きます。
菅政権の後を受け、今月(2021年10月)岸田新内閣が発足しました。総裁候補を争った自民党の高市早苗政務調査会長は、私案だとしながらも「230兆円もある企業の現預金に課税を検討したい」との意見を披露されました(10/13 BSフジ)。その是非はさておき、景気回復を受けて企業貯蓄が増加しているのは事実です。 今回は、企業収益回復過程に伴い増加する企業貯蓄、その中でも特に現預金が選考される背景とその合理性について、内閣府委員を務められるなど経済分析に大変精通されているクレディ・スイス証券副会長の白川浩道氏に解説して頂きます。
今年(2021年)7月の第165回芥川賞では、2011年3月の東北沖の大地震による津波で行方不明になった人がドイツの友を訪ねる「貝に続く場所にて」(石沢麻依著)が選ばれました。東日本大震災から丁度10年経ちましたが、その記憶を消すことは出来ません。 今月号では、この未曽有の災害とそれにより引き起こされた原発事故で大きな被害を受けた福島県に焦点を当て、ここからの復旧・復興とそこから得られた課題・教訓について、震災直後から地元の福島銀行でトップを務められた前取締役社長・森川英治氏に実際のご経験に基づいての解説をして頂きます。
今年(2021年)6月に英国で開催された G7サミットでは、中国に向けて「新彊や香港での人権を尊重するよう求める」ことがうたわれました。これに対し習近平政権は、内政干渉として戦狼外交(好戦的な外交スタイル)で呼応しています。 今回は、今年結党百年を迎えた中国共産党の考え方と外交姿勢について、習政権の今後の動きと絡め財務省OBで中国事情に詳しい金森俊樹氏に解説して頂きます。
