2023年12月29日に改正された「中国会社法」は、2024年7月1日より施行されました。また、「外国投資法」は、2020年1月1日より施行されており、施行後における関連する会計処理の取扱いについて紹介します。
コロナ禍(2020~23年)で感染防止の対策が取られて以降、株主総会の実務は大きく変容しています。ただ、それがどのようなものか、その後、新たな実務がどのように定着したのか、についてはあまり知られていないように思われます。今月号では、アフターコロナにおける株主総会のアレンジメント(運用)と株主総会資料の電子提供措置への対応の大きな二つの視点について、企業法務に精通された森・濱田松本法律事務所・桑原周太郎弁護士に解説して頂きます。
わが国は、156の国・地域との間に合計88本に上る租税条約等を締結・適用しております(2025年10月時点)。租税条約は、国際取引における課税管轄の明確化による二重課税・租税回避の防止などを通じて、健全な国際投資・経済交流を促進することが目的です。しかし実務的には、企業が進出先の新興国において租税条約に反する課税を受ける事例や、租税条約の減免手続きの事務コストが大きいために減免の適用を受けることが困難な事例があります。このように、租税条約の適用を受けられずに課税された外国税額については、外国税額控除制度の適用を受けることもできないため、取扱いに留意が必要です。
「国家市場監督管理総局令第105号」会社登録制度を強制的に抹消するための実施弁法 「匯発『2025』43号」クロスボーダー投資·融資に係る為替管理改革の深化に関する通知 「服貿発『2025』186号」サービス輸出促進に係る若干の政策措置に関する商務部など9部門の通知
In recent years, with the spread of teleworking and the diversification of international work styles, there has been an increasing number of cases where employees of foreign corporations stay in Japan and continue working remotely. While such work arrangements allow companies to utilize human resources more flexibly, they may also give rise to Permanent Establishment (PE) risks in Japan. The determination of a PE directly affects the attribution of taxing rights in Japan, making proper analysis and appropriate responses essential.
近年、中国現地子会社における不正は頻発しており、現地子会社で発生する不正は組織の持続的成長を脅かす重大なリスクとなっています。日本の親会社は通報を受けた際、不正の金額や複雑性を基準に案件を三段階に分類し、適切なリソース配分とコスト管理のもとで調査を進めることが極めて重要です。
改正産業競争力強化法において、「中堅企業」が新たに定義されました。大企業、中堅企業、中小企業の企業区分ごとに適用できる優遇税制や補助金制度が異なります。本稿では、その具体例として適用される税制や申請可能な補助金を取り上げながら、制度の内容を解説します。
近年外国人労働者が増加し続けており、厚生労働省の『外国人雇用状況』によると、昨年10月末時点で前年比約25万人増の約230万人となり、過去最多を記録しました。日本の年金制度に加入していても、将来的に帰国を予定している外国籍の労働者にとって脱退一時金制度は注目すべき制度のひとつです。本稿では、脱退一時金制度の仕組みと請求要件、支給上限の引き上げ動向、そして社会保障協定との関係について解説します。
国税庁は2025年6月、「移転価格税制の適用に係る簡素化・合理化アプローチに関するFAQ」を公表しました。本FAQは、OECD・G20の「BEPS包摂的枠組み」で合意された「利益B」に対する日本の対応や実務上の留意点を整理したものです。利益Bとは、販売会社の国外関連取引のうち一定の基準を満たすものについて、移転価格税制の適用を簡素化・合理化する仕組みを指します。日本では利益Bの導入を見送る方針が示されていますが、国外関連者の所在国で制度が導入される可能性もあります。本稿では、利益B導入の背景と目的、そして国税庁が公表したFAQのポイントを解説します。
中国財政部・国家税務総局・商務部は2025年6月30日、外国投資家が中国子会社から受け取った配当を中国国内に直接投資した場合、税額控除を認める制度(公告2025年第2号)を新たに公表しました。これにより、従来の「繰延課税制度」に加えて、税額控除による優遇が選択肢として加わり、外資企業にとって中国における資金の再投資の魅力が一層高まることが期待されます。
「財政部・税務総局公告2025年第7号」増値税の仕入税額控除の期末未控除残高に対する還付制度の改善に関する財政部・税務総局の公告 「国家税務総局公告2025年第20号」増値税の仕入税額控除の期末未控除残高に対する還付をめぐる徴収管理事項に関する国家税務総局の公告 「財政部・税務総局公告2025年第6号」育児補助金に係る個人所得税政策に関する財政部・税務総局の公告 「国家税務総局公告2025年第19号」中国とカメルーンの租税条約および中国とブラジルの租税条約議定書の発効・施行に関する国家税務総局の公告
Many companies in Japan conduct lease transactions, such as office leases, copiers and vehicles, and these lease transactions are accounted for in accordance with IFRS, US GAAP or Japan GAAP and so on. Japan corporate tax law has particular treatments for lease transactions. This article provides an overview of leases from the lessee's perspective.
物価高や人手不足など不確実な経営環境の中、高い目標を掲げる企業を国が後押しする「売上高100億円企業創出プロジェクト」(通称100億宣言)が注目されています。本稿では、100億宣言の制度概要と企業にもたらす価値、さらに帝国データバンクの調査から見える宣言企業の実像について解説します。
経済的な実態の乏しい外国関係会社を用いた租税回避に対処することを目的に外国子会社合算税制(Controlled Foreign Company税制=タックスヘイブン税制)が設けられています。2023年度の法人実地調査では、106件の非違(経理誤り)が指摘され、申告漏れ所得は207億円に上るなど、実務上の重要性が改めて示されています。本稿では、この外国子会社合算税制の概要について解説します。
米国ではパウエルFRB議長が雇用環境の悪化等を理由にトランプ大統領から利下げ圧力をかけられており、金利の動向は為替動向とも絡んで各国とも大きな関心事となっています。 今月号では、最近高止まりしている長期金利の動向から得られる日本経済への見方について、楽天証券経済研究所の愛宕所長に解説して頂きます。
