マネジメントのための経営財務情報『拝啓社長殿』
「100億宣言」で社会に開く自社の成長ストーリー
物価高や人手不足など不確実な経営環境の中、高い目標を掲げる企業を国が後押しする「売上高100億円企業創出プロジェクト」(通称100億宣言)が注目されています。
上場企業における多くの不正・不祥事が表面するなか、日本取引所自主規制法人は2016年2月に『不祥事対応のプリンシプル』を公表し、2018年3月には、『不祥事予防のプリンシプル』を公表しました。不祥事の発生そのものを予防する取組みを上場会社が実効性を持って進める必要性が唱えられるようになってから6年余りが経過しています。しかしながら、今なお不正予防のための不正リスクの評価と対応はマネジメントにとって最重要な経営課題の1つと言えます。