M&Aの際に必要となる取得価額の配分手続、すなわちパーチェスプライスアロケーション(PPA)は、ドイツ会計基準(HGB)によっても義務付けられています 。その目的は、取得企業の企業結合後の(連結)貸借対照表において、買収の目的や実態をより正確に表示することです。
会社員の配偶者で一定の収入額以下の方は被扶養者(第3号被保険者)となり、社会保険料を負担していません。しかし、一定の収入(壁)を超えて働くと社会保険料の支払いが発生し、逆に手取り収入が減ってしまいます。短時間労働者として就労する第3号被保険者が収入の壁を意識せずに働ける環境づくりを支援するための当面の対応として、「年収の壁・支援強化パッケージ」が2023年10月にスタートしました。
2023年12月14日に公表された2024年度(令和6年度)税制改正大綱において、成長意欲のある中堅・中小企業が複数の中小企業を子会社化しグループ一体となって成長していくことを後押しするため、「中小企業事業再編投資損失準備金制度」を拡充する措置を講じることが明記されました。
タックス・ヘイブン対策税制の適用を巡る事件につき、課税処分の取り消しを求めていた大手銀行X社の主張を認めた東京高等裁判所2022年3月10日判決について当ニュースレター(2022年7月号「外国子会社合算税制の税制改正に伴う留意点」)にてお伝えしておりました。同事件については国税庁が上告していましたが、2023年11月6日に最高裁判所にてX社の逆転敗訴となる判決が下されました。
ESGを取り巻く昨今の環境は、不正発生リスクが高い状況と言えます。ESGに係る不正・不祥事を予防・発見するには、サステナビリティ情報開示に関する内部統制の整備と内部監査が有効です。
ガソリン価格が値上がりし、1リットル当たり170円を超える水準(国の補助金支給後)と高騰しています。これは産油国の減産が響いているためですが、原油など国際商品相場の動きは生活や企業活動に大きく影響してきます。今月号では原油を始めとする国際商品相場の現状と展望について、三菱UFJリサーチ&コンサルティングの芥田知至(あくた ともみち)主任研究員に解説して頂きます。
中国財政部と国家税務総局は2023年8月に公告を公布し、個人所得税に関する優遇政策を2027年12月31日まで延長することとしました。このうち、外国籍個人に関連する主な内容は次の通りです。 ・外国籍個人に対する住宅手当、子女教育費などの手当に対する免税 ・年1回賞与の個人所得税政策 このほか、広東・香港・マカオグレーターベイエリア(粤港澳大湾区)の外国籍個人向けの個人所得税優遇新政策についても公布されています。 コロナ対策期間中に外国籍従業員は本国への帰国などにより大きく減少していましたが、これらの政策により高度なグローバル人材を誘致し、製造業の高度化などにより中国の経済成長を目指しているものと思われます。
【財政部 生態環境部 商務部 税関総署 税務総局公告2023年第75号】条件を満たす自由貿易試験区および自由貿易港における輸入税制政策措置の試行に関する公告 【商貿発〔2023〕308号】加工貿易の発展レベルの向上に関する意見 【匯発〔2023〕30号】国家外貨管理局のクロスボーダー貿易投資に対するハイレベルの開放試行の拡大に関する通知
Advisory Insightsの2022年12月号で「管理体制面に係るIPO準備の全体像」をテーマに、IPOを目指す企業が管理体制面において対応すべき一般的な項目や対応スケジュールを解説しました。今回はIPO準備における業務管理体制の整備・運用、各種規程類の整備・運用、J-SOX対応に焦点をあてて解説します。なお、本文中意見にわたる部分は、筆者の私見であることをあらかじめ申し添えさせていただきます。
本稿では、M&Aにおける会計処理について、特に国際財務報告基準(IFRS)と英国会計基準(FRS102)との差異に着目して概説いたします。
Grant Thorntonでは毎年『ベトナムでの事業展開』を発行しており、2023年度版では、主に以下の情報を提供しています。 ベトナム経済の最新情報と今後の事業の展開予想 ベトナムでの投資における主要な分野 ベトナムでの会社設立、会計および監査基準、税務及び労働コンプライアンスに関する最新情報
政府は、2022年を「スタートアップ創出元年」とし、各種政策を打ち出してきました。しかし、米国民間調査会社が発表した2023年世界の都市別スタートアップ・エコシステムのランキングでは、シリコンバレーが1位、ニューヨーク、ロンドンが2位、北京が7位、上海は9位。一方、2022年に12位だった東京は15位と順位を下げています。スタートアップを創出するための好循環を実現するためには、大企業によるスタートアップのM&A、創出、協業の促進および、高成長のスタートアップの経験者がアントレプレナーやエンジェル投資家となる好循環が必要であり、成長資金の強化のためスタートアップ・エコシステムの育成に不可欠な法律・税制等の早急な制度面の整備が求められます。
2023年10月1日よりインボイス制度が開始しています。このインボイス制度の導入に伴い、事業者は様々な対応が必要となりますが、今回はその中でも外資系企業におけるインボイス対応について、整理してみました。
東京五輪の後、来年(2024年)はパリでオリンピック・パラリンピックが開かれます。フランスと日本は、民主主義などの価値を共有する自由主義国家ですが、フランスには日本と異なる国家観があるようです。 今月号では、伊原純一・前フランス大使に、フランス革命以来の自由や独立についてのフランスの価値観について日本との比較を交えて解説して頂きます。
