買収対象の税務リスクを可視化し、再編手法の検討に反映。

近年、多くの企業が買収・事業再編等のM&Aを日常的に手掛けられています。一方で、影響度の高い事実の見落とし、過剰な期待を前提とした価格決定等から、不本意な結果となる案件も少なくありません。とくに想定していない税務リスクが買収後に顕在化した場合、買収価格以外の経済損失を被ることになります。

M&A税務のリスク分類は大きく分けて次の2種類が存在します。

  • 「買収前の申告処理等に関する税務リスク」
  • 「買収時の再編手法に関する税務リスク」

予期しない税務リスクを回避するためには、対象会社の過去の税務処理等の検証によって、顕在化していない税務リスクを把握する必要があります。また、再編手法決定時に税務リスクを測定しておく必要があります。

私たちは、スピード感が求められるM&Aにおいて迅速かつ柔軟に、買収対象会社の税務申告状況につき、精査し、再編手法を含めた税務リスクの結果を報告します。

また、必要に応じて、太陽グラントソントングループの太陽グラントソントン・アドバイザーズ株式会社や太陽グラントソントン株式会社との共同作業による財務デューデリジェンスやITシステムデューデリジェンスまでワンストップで提供可能です。

主な調査項目と検討手続

  • 過去の税務調査状況の把握
  • 税務申告書の閲覧と主要調整項目の内容の把握
  • 過去に実施した組織再編取引の課税関係の分析
  • 関連当事者間取引価格の妥当性の分析

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