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中国華南地域の産業立地・ビジネスマッチング

中国は華南地域の香港、広州、深センなどを一体として発展させるグレーターベイエリア構想を策定し、先進企業向けの誘致政策などを推し進めています。

1.広東省仏山市は中国トップクラスの製造業集積地域

中国は華南地域の香港、広州、深センなどを一体として発展させるグレーターベイエリア構想を策定し、先進企業向けの誘致政策などを推し進めています。このグレーターベイエリアの重点地域の一つが、広東省広州市の西側に隣接する仏山市(中国語では佛山市)です。
仏山市は広州白雲空港まで車で40分、深センや香港などに鉄道で1時間圏内の立地であるなどの利便性を持つだけでなく、仏山市自体も製造業の集積が見られます。代表的なところでは、エアコン出荷台数で2020年の世界シェアトップとなった総合家電・産業機械メーカーのMideaグループ(美的集団)や、フォルクスワーゲンなど、自動車部品、設備製造をはじめとした多くの企業が存在します。

2.広東省仏山市三水区の産業立地

仏山市三水区は、仏山市の北部に位置し、日産自動車子会社の工場のある広州市花都区へ車で20分の距離にあります。産業面での三水区の特徴の一つとして、前述のような高付加価値の製造業だけでなく、食品飲料や自動車部品などの産業に適している点が挙げられます。この大きな要因の一つが豊富で高品質な水資源にあります。仏山市、広州市、深セン市などは珠江デルタと呼ばれ、大河である珠江の豊富な水資源があるものの、広東省は中国で最も人口の多い省であり、同省だけで常住人口は日本の人口を上回る1億2,600万人(2020年)となっています。このため、地域によっては水質悪化が進んでおり、水質改善が課題となっているエリアも多くなっています。
このような状況の中、三水区はその名の通り、西江、北江、スイ江(スイは糸へんに妥)の3つの川が合流しており、良質な水資源に恵まれています。かつ、広東省の平均年収は11万元(およそ187万円、2020年広東省)を超えており、依然成長を続けている1億2,600万人の人口を持つ巨大な市場を擁するため食品などの消費品の立地としても適しています。このため、中国国内企業だけでなくヤクルト、バドワイザー、カールスバーグなど多くの外資企業もすでに三水区に華南エリアの消費者に向けた生産拠点を設置しています。
数百社の日系企業が進出している仏山広州エリアでは、経験を積んだ管理者層人材を探すことも比較的容易と思われます。さらに、業種により異なるものの、おしなべて見ればサプライヤの充実度においても東南アジアはもちろん、日本や中国国内の他地域と比べても層の厚いものと言えます。

3.産業立地のご紹介だけでなく、中国側企業の持つニーズをご紹介しています。

日本企業の今後の中国でのビジネス展開は中国国内での需要をいかに取り込むかが重要とお考えの方も多いと思います。私たちは粤港澳大湾区(グレーターベイエリア)佛山市三水区 海外プロモーション日本連絡事務所として、仏山市三水区政府と連携して中国側の持つビジネスニーズを精査し、日本企業にご紹介しています。

<添付資料>

●仏山市の投資概況
佛山投促中心PPT(日文版) [ 3566 kb ]

●仏山市三水区の紹介
仏山市三水区投資環境資料ppt_日本語202206.pdf [ 8365 kb ]

●仏山市三水区の食品飲料産業投資について
三水食品飲料産業投資紹介資料PPT_20210220_日本語 [ 990 kb ]


<リンク>

三水区投资服务网 (中国語)

<お問合せ>

佛山市三水区に対する投資のお問合せ先:
粤港澳大湾区(グレーターベイエリア)佛山市三水区 海外プロモーション日本連絡事務所(略称:佛山市三水区 日本連絡事務所)
プロジェクトマネージャー 岩田 健 
M +81 (0)70 7523 3885 E takeshi.iwata@jp.gt.com
107-0051 東京都港区元赤坂1-2-7 赤坂Kタワー18階 太陽グラントソントン・アドバイザーズ株式会社 
https://www.grantthornton.jp/services/advisory/china-business/business_matching/ 

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