独立系・オーナー系企業が世界経済の発展や動向に果たしてきた貢献は、広く認識されています。これらの企業は、雇用創出や経済成長の牽引に重要な役割を果たしています。その柔軟な対応力により、変化するマーケットの要求に素早く対処し、経済の変革を後押ししてきました。
これらの企業に対する意識調査を2004年秋に実施しました。この時期、世界経済の生産と貿易は活発でしたが、いくらかマイナス材料もありました。具体的には、EUが世界経済の回復から取り残されていることは疑いもありません。日本も18ヶ月間続いた景気の回復も再び停滞し、米ドルに対する売り圧力が高まりました。調査から伺える全般的に楽観的なムードも、以上のような不確実な要因から、やや抑えられた面も見受けられます。
2004年の調査と、1993年から2002年にかけてグラント・ソントン インターナショナルが実施した「EU企業調査」の調査結果を利用して、本報告書でEUのビジネス環境の重要な分野について13 年間の大局観を把握することができます。この調査に参加くださった全企業にお礼を述べます。世界中の企業に興味をもって読んでいただければ幸甚です。
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