独立系企業・オーナー系企業が世界経済の発展や動向に果たした貢献は、広く認識されています。これらの企業は、雇用創出や経済成長の牽引に重要な役割を果たしています。その柔軟な対応力により、変化するマーケットの要求に素早く対処し、経済の変革を後押ししてきました。
これらの企業に対する意識調査を、SARS流行の後遺症が尾を引いていると感じている国も一部ありますが、世界的には景気回復が着実に見られるようになった2003年9月から10月にかけて行いました。また、米国では来年活発な成長を見込めると感じている一方、ユーロ圏の見方は立ち遅れているように、回復の予測には地域格差があることが明らかになりました。このような要素は、当然世界の様々な地域の企業の意識に影響し、調査結果にも表れています。
本報告書は、雇用、成長および国際貿易など、経済と事業に対する動向を調査したものです。また重要な時事問題もいくつかピックアップしました。SARSの影響、世界貿易のパターン、コスト削減のための他国への業務移転などです。
昨年度の調査と、1993年から2002年にかけてグラント・ソントン インターナショナルが実施した「EU企業調査」の調査結果を利用して、本報告書でEUのビジネス環境の重要な分野について12年間の大局観を把握することができます。この調査に参加くださった全企業にお礼を述べます。世界中の企業に興味をもって読んでいただければ幸甚です。
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